この記事はSNS等の友人への限定公開としています。
内容については、個人的な見解も多く含まれることや、私自身7ヶ月間という限られた時間しか経験していないがゆえ、間違った認識等がある場合もありますのでご了承ください。
色々な人に聞かれるので、嘘偽りなくお答えします(笑)
フリーランスとして、IT・ウェブ界隈で仕事をしていました。
私の場合は、とある法人様一社と専属契約をして、
具体的な内容は、
- ウェブサイトの制作・運営
- オンラインショップ(ECサイト)の制作・運営
- 社内業務システムの構築
- その他インターネットを使った販売戦略の提案・実行・分析など
です。
うーん、よくわからないけど、要はネット関係の業務とか、開発の業務とかを請け負ってたってことね!
そういうこと。
ただ、実態としては、クライアントが小さな会社だと「インターネット関連のなんでも屋」のような感じで、付随した雑務も押し付けられる(笑)
まあそれはそれで楽しいのだけど。
動画撮影とかもやったりした(笑)
ここでちょっと「自営業者」について、図を交えて解説していきます。
代表的なもののみで、全ての業種は網羅していませんのでご了承ください。
まず、「自営業(個人事業主)」と「自由業(フリーランス)」についておさらいする。
この2つは全く別物。
厳密に言うと、自営業の一つの形態として「フリーランス」がある。
結構混同したので、こういう図解はありがたい。
そして、「ノマド系のフリーランス」って、意外と参入障壁低いんだね!
そう。そこが今回のポイント。
サラリーマンをリタイアした人とか、副業でやりたい人とか、主婦とかも気軽に参入できるから、競争がすごく激しいし、混沌とした感じになってる。
続いて、伊澤がいる位置は図のとおり。
基本は「IT」だけど、かなり「ウェブ」寄りにいる感じ。
【収入を大公開】
フリーランスって実際どのぐらい稼げるの?
個人情報なので、あまり出したくないのだが、後学のために。
ちなみにランサーズ社の調査
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp.lancers.jp/lancers-corporate/wp-content/uploads/2018/10/29145950/cec348bac720cf4d4a47e0f4ecbec952.pdf
による2018年のフリーランスの平均年収は「186万円」。月収に直すと15万5000円。
これを考えると、私の収入は20万~24万ぐらい。
サラリーマンからいきなりフリーランスになった立場
として考えれば、それなりに高い金額だと感じる。
もちろんこれは税引前なので、実際の手取りは10万円台後半となる。
この金額を高いか、安いか、どう判断するかはあなた次第である。
サラリーマンと比べることはナンセンスである。
この金額を見て「安いなぁ」と感じた場合は、サラリーマンの立場を死ぬまで貫いたほうがいい。
【フリーランスで良かったこと】
会社経営に(間接的に)携われた。
私の場合は、これが非常に大きな収穫だった。
ウェブコンサルタントのような立場だったから、部分的ではあるが経営に携わることが出来たし、
経営者と対等な立場(かどうかは怪しいが)で、マンツーマンで話ができるというのは一般的なサラリーマンではありえないこと。
経営者の目線や考え方に触れることができたのは、大きな収穫だった。
また「自分が会社を回している」「自分の提案次第で会社の運命が決まる」という感覚があるため、モチベーションの維持にも繋がった。
(あくまで「感覚がある」という話。実際は違うだろうが)
働くスタイルが自由
自宅で寝ながら仕事をしても、カフェで仕事をしても、リゾートホテルで仕事をしても、どんなスタイルでも良い。
また、何時~何時まで勤務と決まっているわけではないため、昼間は遊んで夜に集中して仕事をするということも可能。
この働き方のおかげで、東北各地や、沖縄(石垣など)に自由に行くことができた。
ただし、私の場合は、報酬を「時給制」にしたため、勤怠管理はしていた。
(「その週に何時間働くか」ということを事前に申告し、事後に勤務実績を報告するという形。)
※一般的にフリーランスは「時給制」ではなく「報酬制」(インセンティブ:成果物に対して報酬を支払う)が多い。
ちなみに「時給制」の選択をしたのは、私自身である。(社長に直談判した。)
理由としては、フリーランス駆け出しであり、自分の実力がどの程度通用するか分からず、完全なる「報酬制」にリスクを感じたから。
(万一、納品ができなかったりした場合は無収入となる。また、そうでなくとも、検収後支払いであれば、完成するまでの数カ月間無収入になるため。)
人間関係のストレスがない
普通のサラリーマンであれば、職場には上司、同僚など、いろいろな人間がいる。
嫌なやつもいるだろうし、一緒の空間にいるだけで気分を害すやつもいるだろう。
しかし、フリーランスであれば、基本的には「一人」なので、そういった人間関係特有のストレスとは無縁である。
ただし、これは私が恵まれていただけかもしれないが、サラリーマン時代(10年間)でも、「人間関係」でストレスを感じたことはほとんど無いので、フリーランスの恩恵はあまり感じられなかった。
(嫌な人間はもちろんは何名か遭遇したが、すぐに転勤したり消えたりしたので、実害は無かった。)
逆に他のストレスが顕在化した。
それについては後述する。
【フリーランスで嫌だと思ったこと】
想像以上に「怪しい連中」だらけの業界にウンザリ
「いやお前も怪しいだろ。」という辛辣なツッコミは置いといて、
真面目な話、図でいう両隣のエリアが「怪しい連中」ばかりだった。
① 何して稼いでいるのか分からない謎の人々
MLM(マルチレベルマーケティング)とか、
(マルチ商法。Amway(アムウェイ)などが代表)
メルカリでの転売とか、その他とか、
他人に大きな声で言えないことで日銭稼いでる人たち。
大抵、「どんなお仕事されてるんですか?」と聞くと、
「あー、複数のビジネスを展開してて….」
「人と人をつなぐ仕事です。」
のような曖昧な回答に逃げるので、すぐわかる。
あと、やけに優しそうで一見すると信頼できそうな外見も特徴。
あと、河原でBBQとかやりたがるのも特徴。
② ウェブ界隈の闇が深い
ウェブ界隈で、素人でも一番稼げるのは、間違いなく「情報商材」である。
ダントツである。
安定的に、莫大な利益を得ることができる。
少し頭を使えば誰でもできるから、ネット黎明期の20年ぐらい前から一向に無くならない。
むしろ形を変えながらどんどん増えてきている。
youtuberですら、最終的には、情報商材と掛け合わせて稼いでるケースがほとんど。
(動画でステマ → 概要欄に、商材のURLを貼ったりして誘導)
下は、twitterにアカウントを登録してから、色々な人から日々送られてくるメッセージ。
全部、情報商材絡みの勧誘。うんざりする。
死ねよ。と思う。早朝4時に本当にお疲れ様だ。
朝に強いなら、新聞配達でもやればいいのにと思った。
もちろん、全員が最初から情報商材屋をやろうとしたわけではないと思う。
ウェブ界隈は実はかなり稼ぐのは厳しい。
最初はブログを書いてアフィリエイトで稼ごうとしたり、ウェブライターなどでクラウドワーカーとして安い単価の仕事を真面目に請け負っていたのだろうが、
そのうち限界が来て、なにか他のことを・・・と試行錯誤しているうちに、
「情報商材」の魔力に気づいてしまったのだろう。
「情報商材」が、一概にすべて悪いわけではない。
中には本当に有意義な情報もあるだろう。
しかし、残念ながら世の中の99%以上の情報商材は、中身のないゴミである。
本当に有益な情報は、お金では決して手に入らない。
ネットで調べれば無料で手に入るような情報だったり、
ビジネス書の丸パクリの情報を、
「すぐに月収100万!ネットビジネスの極意」みたいなタイトルをつけ、パッケージングして売る。
あとはマーケティングさえしっかりすれば、安定した不労所得を得ることができるのだ。
パソコン一つで、旅行しながら稼ぐことができるので、
旅人などにとっては本当に美味しすぎるビジネスに感じるだろう。
つい先日の話題。
youtubeの登録者40万人を抱える日本最大級のビジネスカレッジ「MUPビジネスカレッジ」
が、代表の竹花貴騎氏を含めて自作自演の詐欺集団だったことが判明し、炎上している。
https://www.youtube.com/channel/UCSwW7Cgtn1Bq74YGiIY2UFg
実に40万人もの日本人が騙されたわけだ。
他にも、イケハヤとか、マコナリとか、なんとか、、そういう輩も全部同じ類。
これが情報商材が稼げて、かつ いつの時代になっても無くならない理由。
前々から薄々感じてはいたが、本当に業界の闇を目の当たりにして、落胆してしまった。
「孤独」が意外と辛かった
先日の沖縄ワーケーションの動画
https://vimeo.com/466153145/73c0238027
でもお伝えしたので、内容を観ていただいた方はわかると思うが、
サラリーマン生活が長かった私にとって、
毎日毎日、朝から晩まで、誰もいない家で、静かに孤独に仕事をするのが耐えられなかった。
人間は、良くも悪くも社会的な動物なんだなと強く感じた。
「人と接する」という行為は本当に重要。
オンラインの会話などではなく、実際に対面してコミュニケーションを取る。
これは生きていく上で必須だと感じる。
(もちろんそうではない人もいるだろうけど)
IT(エンジニア/プログラマー)やるなら、「会社員」がいいと気づいた。
私がいる「IT界隈」は、他のフリーランス界隈から一目置かれる存在なのは確か。
今、人材が不足しているし、将来性もある。
そして、スキルが無いとできないし、誤魔化しが効かない。
素人が見様見真似で開発を請け負っても、納品できなければ、収入が入らないので。
ただ、IT界隈であれば、別に「フリーランス」である必要がないように感じた。
サラリーマンであれば社会的な信用もあるし、ボーナスもあるし社会保障も受けられる。
案件が終わったら次の案件を探したりする労力も無いし、不安に苛まれることもない。
隣の芝生は青く見えるもの。
「サラリーマンなんてクソだ。フリーになって稼いでやる!」というのは幻想。
フリーランスで稼げるやつは、そもそもサラリーマンでも同じぐらい稼げてるし、出世すらしているはず。
サラリーマンで燻ってたやつがフリーランスになって大活躍するなんて下剋上はありえない。
人より数倍秀でたスキルを持っていない場合は、おとなしくサラリーマンしていたほうがいい。
少なくとも私は秀でたスキルは無いし、むしろ平均より劣っていると自覚しているので、
そんな私は、「サラリーマンのほうがいいな。」と感じている。
【今後のビジョン】
今後どうしていくか。
ひとまず個人事業としてのフリーランスは続けようと思う。
コロナ禍の一時凌ぎで始めたこととはいえ、一度乗った船なので、経験とするためにも「1年間」は続けたい。
現在、一社の業務を請け負っていて、その中で社内システムの開発をやっていて、
途中で投げるわけにはいかないし、
完成する来年2月頃までは続けざるを得ないと思う。
省エネ運転で、今築いた立場は立場でずっと維持していこうと思う。
そして、今後の仕事については、、実はすでに動き出しています。
その話題はまた近日。
この7ヶ月間、何やってたん?
あれでしょ。
実はニートしてたんでしょ??