皆さんは、海外旅行に行ったら何を食べますか?
猛者の皆さんは、ローカルフード尽くしでしょうか?
旅慣れていない人は、2~3日したら日本食が恋しくなるかもしれませんね。
私は、同じ料理を食べ続けても飽きないタイプの人間なので(ただし嫌いな食べ物は別)
旅先で食事に困った経験はあまりありません。
もちろん、あまり美味しくないなぁと感じる国はありますが・・・。
さて、今回は世界的なファーストフードチェーン店である「ケンタッキーフライドチキン」(以下KFC)についてお話します。
もちろん、ケンタッキーが出店していない国、あまり見かけない国はありますが、
世界中たいていの国にはあります。マクドナルドと同じような感覚ですね。
私は、初めて行く国ではできるだけKFCを一回は食べるように心がけています。
その理由は・・・
いや。。ケンタッキーってそんな高くないだろ??
そう思ったあなた。
ケンタッキーの標準的なセットメニュー「オリジナルチキンボックス」を基準として考えよう。
これを見てください。
そう。チキン2つとポテトとドリンクで、合計800円(税抜き)。
これが日本のKFCの実情なんです。
初めての海外KFC。そして衝撃。
海外で初めてKFCを食べたのは「タイ」だった。
(もちろんそれ以前の子供の頃にもインドネシアや他の国でKFCは幾度となく食べたが、値段やメニューは記憶に残っていないので割愛する)
旅先でKFCを食べるという発想は、それ以前の私には全く無かった。
せっかく行った海外で、日本でも食べれるようなファーストフードを食べるのは癪に障るからだ。
この時、なぜKFCに入ったのか理由は覚えていないが、やむを得ない理由だったに違いない。
写真を拡大しよう。
一番上のチキン2つポテトドリンクのセットは、90バーツである。
1タイバーツが3.3日本円だとすると、300円弱である。
日本と同じセットが、3分の1の値段で食べれるのだ。
しかし、肝心の味はどうだろうか。
やはり日本のほうが美味いのでは?!
いや、普通に美味かったし、なんなら日本のやつよりサイズが大きく、ジューシーな気がする。
日本のKFCよりも、1.2~1.3倍ぐらいはサイズが大きい。そしてジューシーだった。
興奮した私はその夜寝付けなかった。
完全に日本のKFCの敗北。何一つ勝てる要素はなかった。
そもそもフライドチキンは海外発祥の料理である。
縁もゆかりも無い日本が一番美味しいと言うのは幻想にすぎない。
さて、そうすると次に考えるのは、世界は広しど、どの国のKFCが一番美味しいのか。
いや、、、「美味しい」というのは食べた人の味覚に左右される曖昧な指標だろうから、
一番お得に食べれる(=コスパが良い)国を探すこととする。
- 価格
- ボリューム
- クオリティー
以上の3つがすべて揃っていることが条件だ。
安いからと言って、小さかったり、パサパサのチキンが出てきたらNGなのだ。
海外のKFCでは、キチンが2種類から選べる
世界の大半の国(雑な言い方)では、2種類のチキンを置いていることが分かった。
これは、ベラルーシのKFCで購入したとき。
この例で説明しよう。
これが「オリジナル」と呼ばれる、日本のKFCでも出てくる普通のキチンである。
味は、皆さんお馴染みのケンタッキーの味。
海外でも全く同じ味である。全世界のKFCでレシピ共通のはずだから、当然である。
どの国でも、「one original please.」といえば、これが1ピース出てくるだろう。
一方、こちらは「スパイシー」と呼ばれるチキン。
日本でも期間限定で「レッドホットチキン」などが発売されるが、あれとは味が違う。辛いのは同じだが。
もうちょっと衣がザクザクしていて、色も天ぷらのような感じ。
注意してほしいのは、決して「クリスピー」ではないこと。あくまで普通のキチンなのだ。
海外では注文の際に「spicy?」と聞かれる。
最初は何のことだか分からずに戸惑うが、要は「オリジナルか、スパイシーか」を聞いているわけだ。
どちらも同じ値段なので、好きなほうを選ぼう。
複数個のセットなら、例えば1つオリジナルで、もう1つはスパイシーという注文も可能だ。
ヨーロッパなどの先進国ではオリジナルしか置いていないケースが多かった。
ただ、ヨーロッパでも、東欧諸国などはスパイシーが置いていたので、国によってマチマチか?!
基準はよくわからない。
ちなみに、スパイシーを置いている国では、必ずスパイシーのほうが人気だ。
日本より酷いKFCはあるのか?
まず初めに、おすすめしない国。
これは間違いなくヨーロッパ諸国(西欧)である。
理由は、日本より物価が高いので、当然KFCの値段も高いのだ。
以下はスペインの例。
1.9ユーロという一見激安に感じるセットも置いていたのだが、これも酷い。
ナゲットのちょっと大きいバージョンかな?ぐらいのチキンが2つだけ。
これでは腹の足しにもならない。
これで2ユーロはちょっと酷いと感じた。
日本で食べたほうが100倍マシ。
スペインは食べ物がおいしいし、わざわざKFCを食べる必要は一切無し。
おとなしくパエリアを食べよう!!
国によっては、ほかのチェーン店の方がおすすめの場合も
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マクドナルドやウェンディーズなどは、ハンバーガーだけでなくチキンも提供している国も多い。
むしろ、ハンバーガーよりチキンの方が売れている国も。(写真はインドネシア。白米がセット。)
「チキン = KFC」というのは、日本だけ。
海外では、色々なチェーン店でフライドチキンが提供されているので、味を比べてみるのもいいと思う。
KFCより美味しいことも・・・
世界KFCコスパランキング ~第二位~
ミャンマーである。
チキンも大きく、ジューシー。
肉質はタイのKFCと似ている感じ。
そして、インドネシアやマレーシアのように、白米が付くのが日本人的にポイントが高い。
値段は、3900チャットなので、約300円。
激安ではないが、
- 白米(おにぎり)がついてくる
- 肉が大きくジューシー(タイに似てる)
- メニューが英語。スタッフが英語ペラペラ(ヤンゴンだけ?)
- 店内が日本並みに綺麗
これらの要素から、2位に相応しいと感じた。
「Your KFC moment made in Myanmar.」
ミャンマーに至るまで数十か国のKFCを食べ歩いてきたが、この標語はグッとくる。
ミャンマーが一気に好きになりました。
世界KFCコスパランキング ~第一位~
エジプトである。
22エジプシャンポンド。約140円。
これには驚いた。
ぶっちぎりの安さである。
基本的に発展途上国は、ローカルフードと比較してKFCなどの外資系飲食店は高い。
しかしエジプトは、エジプトポンドの暴落などもあり、たとえKFCであっても日本円に換算すると非常に安価なのだ。
これでも割と高級みたいで、地元民はあまり入っていない。
たとえばこの下の「お前何人家族だよ?」みたいな巨大セットでも、1000円以内。
日本なら、4000円ぐらいするでは?
2リッターのペプシも付いてるし笑
味は、普通でした!KFCのクオリティーは保たれています。
カイロは、治安良くない感じでしました。一人での街歩きは十分に注意を。
ぼったくり程度は日常茶飯事です。あと交通マナーが最悪。
まだまだKFCを食べ歩きます
世界ランキングと、たいそうな記事を書いてしまったが、私がこの記事を書いた時点で渡航した国は、たかが63か国程度だ。
まだまだ世界は広い。
最強のKFCを求め、私の孤独な旅は続く。
日本で食べると高いから!!!