コロナ禍で思いっきり楽しむ海外旅行!

ぼく

旅人の皆さん、そろそろ海外行きたいですか?!

2020年8月現在、コロナによって、旅行目的での海外渡航は事実上できなくなりました。
しかし、以下のステップに従えば、海外旅行に行けるんです。
もちろん、バーチャル旅行やその他の紛い物ではなく、本当の「海外旅行」です。

そうだ、海外旅行に行こう!

2020年8月現在、日本人が観光目的でビザ無しで入国できる国が激減してしまいました。。
世界最強のパスポートがこの有様です。
まあ、世界中どの国のパスポートでも同じような状況ですから、仕方ないですね。

各国の状況は、外務省がリストを毎日更新しています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

果たして今、日本からサクッと海外旅行に行ける国はあるのでしょうか?

私が考える「サクっと行ける国」の条件

・入国にあたって特別な条件が無いこと
 (例:観光ビザで入れる。PCR検査の陰性証明書や、高額な医療保険などが不要。)

・入国後の行動が制限されないこと
 (例:施設で14日間隔離などが無い。)

・それらの入国条件等を政府が公式に発表していること

・日本から「直行便」で行けること

2時間掛けて調べましたが、これらすべての条件を全てクリアできる国は、8月21日現在、世界195カ国中、片手で数えるほどしかありませんでした
それだけの異常事態というわけです。

その中から、日本からサクっと行ける国を厳選しました。


それは・・・

トルコ共和国

トルコ共和国」です!

早速、イスタンブールへ飛びましょう。(飛んでイスタン・・・

外務省は、世界全域に「渡航中止勧告(レベル3)」を発出しています。
コロナ禍でのこの勧告の意味をよく考えて行動してください。

「トルコ」 外国人の空路、イランとの陸路国境を除く陸路及び海路の出入国制限を解除。全ての外国人に対して入国後14日間の自己隔離義務はなくなり推奨のみとなる

https://www.tokutenryoko.com/news/passage/9283

1.仕事を辞める

ぼく

すいません、明日で仕事辞めます!

まずは、サクッと仕事を辞めてください。
理由は「一身上の都合」とでも言いましょう。

今、海外に行く場合は、最低 3週間の休暇が必要になります。
これは旅行の日数には関係なく最低限必要な日数で、たとえ現地滞在が2泊3日であっても必要です。
(理由は後述します。)

サラリーマンの方は、有給休暇で3週間を確保するのは難しいかもしれません。
職場に復帰したら自分の席が無かった・・・ということになりかねません。
休職制度などがあれば活用してもいいですが、これもおすすめはできません。
今、コンプライアンスを重んじるまともな企業であれば、従業員の海外旅行を禁止しているはずです。
万一、職場にバレたり、バレなくても渡航先などでトラブルが起きたり、コロナに感染でもした場合、確実に責任を問われ職を失います。
そういう不安を抱えながら旅をするのは精神衛生上良くないです。
潔く退職しましょう。

一方、フリーランス(特にノマド系の方々)は、仕事はそのまま継続できるかもしれませんね。
パソコンさえあれば自由に仕事ができる立場の人々は、こういうときに強いですね。

2.飛行機、ホテルを予約する

さて、退職したら、次にすることは「飛行機」と「ホテル」の予約です。

俺はそういうの現地で取るタイプなんだよねー。慣れると簡単だよ?(ドヤ顔)

いや、skyscannerとかエクスペディアとかなんでもいいので、
「日本からの往復の航空券」「現地で滞在するホテル」
だけは、必ず事前に確保しておきましょう。
ただでさえ観光客はほぼ居ない状況で、入国審査も厳しくなり、そういったドキュメントを求められるケースもあると思われますし、転ばぬ先の杖です。

必ず「直行便」を取りましょう。
他国経由便を取ると、辿り着けない可能性があります。

トランジットであればその国の入国制限等には該当しない場合もありますが、時々刻々と状況が変わりますし、区間の飛行機が欠航したりというリスクがありますから、直行便にしましょう。

ちなみに、8月21日現在、羽田~イスタンブールの、トルコ航空の直行便が飛んでいます。

トルコ航空のタイムスケジュール

TK198 イスタンブール(01:45)→羽田(19:25) 運航日:火、土
TK199 羽田(22:50)→イスタンブール(翌日05:20) 運航日:火、土

このスケジュールを見ると分かりますが、
火曜日に行くと、最短でも土曜日にしか帰って来れません。

要は、最短でも5日間(≒約1週間)の旅になるということです。
(この日数を覚えていてください。後で計算で使います。)

往復で10万円over。需給の関係で激安なのかと思いきや、普通の値段です。
むしろセールが無い分、かなり高いと感じます。

今なら中央座席4つを占領して寝ることができますね。
あまりにもガラガラなので、全席自由席になったという噂も(嘘)
快適な空の旅を楽しんでください。
機内サービスは、かなり制限されることが予想されますが、機内食ぐらいは一応出てくるとは思います。

3.海外保険に入る

旅人

俺そういう保険入らないタイプなんで!旅にトラブルは付き物でしょ?(ドヤ顔)

海外でもしコロナで入院したらいくら掛かるかわかりますか?
国によっては、あなたの年収ぐらいの金額を平気で請求されるケースもあります。
大した金額ではありません。素直に加入しましょう。

4.前日。持ち物は?

普段の旅行グッズの他に、

  • 保険証券
  • マスク(できるだけ大量に)
  • ウェットティッシュなどの除菌グッズ(液体は持ち込み不可)
  • カロリーメイトなどの非常食

まず、コロナ対策グッズはしっかりと持っていきましょう。
マスクも除菌用品も、日本のように手軽に買えません。
とくにマスクは無くなると街を歩けなくなります。飛行機にも乗れなくなります。パスポートの次に大事です。
また、クレジットカード2枚(visa master)の他に、現金で1,000USD以上は持っていきたいです
カードはショッピング、キャッシング枠共に多いカードを持っていましょう。
海外では、お金は命の次に大事です。トラブルに備えましょう。

5.いざ出発。空港へは自家用車で行こう!

さて、当日です。
まさか、空港まで、新幹線とか電車とかバスで行こうとしましたか?
残念ながらそれはダメです。

後々かなり後悔することになりますので、自家用車で行きましょう。
空港の駐車場代はかかりますが、これをしないと数万円レベルの余計な出費となります。
理由は後述しますが、必須です。

6.トルコを満喫しよう!

日本から約12時間のフライト。
憧れのトルコがあなたを待っています。
思う存分羽目を外して遊びましょう。

なお、現在トルコでは、社会的距離の確保及びマスクの着用義務があります。
羽目を外すのはいいですが、マスクは外さないように注意しましょう。

7.日本に帰ろう!

思う存分遊んだら、名残惜しいですが日本に帰りましょう。
空港では、PCR検査(→今は抗原検査に変更)が待っています。
3時間ぐらいはベンチで検査結果が出るのを待たなければいけません。

また、到着した日から14日間は隔離措置が取られます。
日本における新型コロナウイルス感染症に関する水際対策強化
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C062.html

隔離場所は「自宅」か「ホテル」か選べるようですが、
ホテルなら、安く見積もって1泊5,000円だとしても14日間で70,000円です。
自宅のほうがいいと思います。

ここで注意です。
自宅までは、公共の交通機関は使えません。
電車・バス・新幹線・飛行機すべてNG。
自分や家族の車、レンタカー、タクシーなどを利用しなければいけません。
もし成田から仙台までの350kmをタクシー使ったら…笑える金額になるかも。
いや、北海道や沖縄の人とかどうやって帰るんだろ?

行きで自家用車で来た方はラッキーで、そのまま車を運転して帰ることができます。自家用車で来て正解でしたよね?

8.終わらない旅 ~14日間の戦い~

修学旅行は家に帰るまでが修学旅行です

・・・いや、そんな甘いもんじゃないよ。
家に帰ってもまだまだ終わらないんですよ。

14日間の軟禁生活がスタートします。

外出は原則として禁止されていますので、自宅にある食料でがんばってサバイバル生活しましょう。
カップ麺や冷凍食品などを多く買っておくと便利ですね。

ぼく

あれ、旅行で5日間でしょ。隔離で14日間でしょ・・・
合計で約3週間じゃん!!!

そうです。ですから3週間の休暇が必要と最初に申し上げた訳です。

(番外編)自己負担でPCR検査を受ける

今回のトルコでは不要ですが、国によっては入国の際にPCR検査の陰性証明書が求められるケースが増えています。
渡航前に、最寄りのPCR検査が可能な医療機関を受診しましょう。
(「抗体検査」ではなく「PCR検査」です。2種類ありますのでお間違えのないように。)

私の住む宮城県でも何軒か対応してくれる病院があります。
首都圏などであれば、もっと多くの病院があるはずです。
https://www.akaza-mc.com/corona/
このクリニックの場合は、検査料が33,000円、英文の証明書が5,000円ですので、合計38,000円となります。
もちろん保険は適用外ですので、すべて自己負担となります。

【結論】海外旅行は行ける。ただ、もはや旅行ではない。

以下の要件をすべて満たしている人は、海外旅行に行くことができるでしょう。

  • 十分なお金がある
  • 仕事を3週間以上休むことができる
  • 何があっても恐れないメンタルをもっている
  • どうしても海外に行きたい

心当たりがある方は、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

数ヶ月前までは当たり前だった海外旅行がこれほどハードモードになるとは、誰が予想できたでしょうか?
今の時代に海外旅行をするのは、決して容易ではありませんが「絶対無理」という訳ではありません。

しかし、もし海外に行く場合は、以前のこの記事もご覧ください。
「行ける」=「楽しめる」ではないということを、私は主張したいです。

しかし、トルコに限った話をすれば、観光立国であり人々のリテラシーも比較的高い国なので、
仮に今の時期に行ったとしても、さほど悲惨な思いをすることはなさそうです。
お店なども全てではありませんが営業していて、経済活動も行われています。
人によっては十分に楽しめるとは思います。

半分ネタの記事でしたが、もう半分は真面目に書いたつもりです。
いずれにせよ、今後コロナの状況が好転すること旅人の一人として強く願います。